2009年10月23日

豊里のメダカ.2

2007年07月05日に紹介した豊里のメダカ
鉄橋工事の際には、工事担当の国交省の道路維持管理事務所が保護を約束してくれたけど、
役人が変われば約束は反故されて、素堀の水路は今やU字溝。

昔は農業用水路として使われていた水路だけど、
埋設管を通して給水する乾式の田んぼになった今は、
道路の雨水排水のための水路でしかない。
農業用水路の時には農家の方が、
“泥揚げ”や“草刈り”など、手入れしていたけど、今は放置状態だ。


『メダカは絶滅危惧種で貴重』というのが定説のように浸透しているけど、
本当に貴重なのは、メダカの生息地。

『貴重だから』という理由で生息地を秘密にしていては、
次の世代を担う子供たちに、メダカを採ったり飼う楽しさは伝わないし
メダカの生息地を守ろうという気運も生まれやしない。
無料で配布したり、ホームセンターで購入して与えても、駄目。
自分で採ってきた生き物には敵いません。

貴重な生息地は、みんなの目で見守ってほしい。
みんなの見守りがないと、国交省が先んじて保護策と称したモノを提案して、
生息地をつぶしかねないからね。


以前は鉄橋下にも生息していたけど、
狭いU字溝となり、日陰で水の流れも無く浅くなったせいか、居ませんでした。
陽当たりが良い水深がある区間に、生息してました。
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貴重なのは、メダカの生息地。
メダカは生息環境が保全されていれば爆発的に増えるので絶滅しません。
だから採って持ち帰っても大丈夫。その代わり、大切に育ててください。
一方、『メダカが増えますように』などと願って、白メダカやヒメダカなど
飼っているメダカは絶対に放流しないでください。
ミドリカメも駄目ですよ。生き物は最後まで責任を持って飼いましょうね。
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タグ :メダカ

Posted by さくら at 18:30Comments(0)その他09