2007年08月03日

冷水沢の石

大鳥池の帰り道、冷水沢の手前で丸い石をみつけました。縦横4-5cmのま〜るい石で、『おや!?』と思い拾い上げ、手軽なサイズだったので持ち帰ってきました。

山の石は普通は角張っていて、丸くはありません。大鳥池がある朝日連峰は白い花崗岩質の岩なので、つるつる肌なのに、この色合いと凹凸。この辺りでは珍しいと思えたのです。


地質学を専攻された方にこの石を送り見てもらったところ、「石英や雲母が入っているので火山岩に間違いありません.」「痛みが(酸化など)激しいので,ハンマーで割ってもう少し詳しく報告します.」とのメールが届きました。

石が酸化するとか痛んでいるとか、意味が解りません。お城の岩垣などは何百年も残ってますし、エジプトのピラミッドなら、激しい温度差と飛び砂、雷などで痛むでしょうけど、ブナ林の山の上の石がどうして酸化するのでしょう。素人なので何をどう質問して良いのかも判りませんが、「石を割ることで、何が判るのですか?」と訊ねてみました。

「この石は花崗岩の酸化したものです.酸化(腐り具合)が激しいので割ってみて,新鮮なところを見るのです.『なぜ現地で採集したのに腐っているのか』との質問がありました.送ってもらったのは転石(露頭=地質が露出している所から落ちてきたもの)で,長い時間晒されて酸化しているということ.露頭でも岩石を採取するときは,つるはし等を用いて酸化していない本来の色(花崗岩なら白色)が露出するまで掘ります.露頭表面は風化したり酸化が激しいためです.」と返信を貰いました。

なんだか良く理解できませんが、ワクワクしてしまいました。だって、転がりやすい山中で、何十年、何百年と地上に露出し続けいた分けでしょ。石としては周りの石と同じ、ありふれた花崗岩であることは理解していますが、此処まで風化するまでこの石は何を見てきたんでしょう。そう考えると冷水沢の路傍の石に、ロマンを禁じ得ないのです。(^^)  

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Posted by さくら at 07:09Comments(3)その他07化石