2012年02月20日

桜草の育て方.4-2

【 桜草の育て方.4-2 】
現代で購入可能な桜草鉢は、2012年02月16日『桜草の育て方.2』で紹介しました。
その中から何を選ばれようが個人の自由なので、これは飽くまで私感ですが
鳥居恒夫氏が世話人代表を努めるさくらそう会公認の
カトウ(有)オーキット取り扱い深谷鉢を購入されるなら断然黒が良いですよ。

仙台市野草園で開催された仙台さくらそう会の展示会で深谷鉢の茶の釉薬鉢を見ましたけど
深谷鉢の茶の釉薬は、テカテカ光る屋根瓦そのもので、現代の壷と同じ釉薬ではないのかしら。
さくらそう展で観賞していると、鉢がテカテカ光って目が疲れました。
あれはセンスが無く、清楚で可憐な桜草の花に合いませんよ。下品です。



なにより深谷鉢の茶色を勧める、さくらそう会の先人たちは卑怯ですよ。
江戸時代から使われてきた、孫半土鉢の形状を忠実に再現した、桜草鉢としての伝統の形状。
という旨を吹聴しながら、当の本人たちは展示会では使わないのですから。
昭和30年代頃の鉢を十分な数を所有している事もあるでしょうけど
色とテカリが桜草に合わないことを、絶対に理解してるんですよ。

下記画像はBlog『いい、おしめりですネ・・・・・』さんから拝借して展示会風景です。
使用されている鉢は、そのシルエットから、かみ山陶器作製信楽のさくら草鉢マンガン釉と推察しますが
落ち着いて桜草を邪魔してませんよね。桜草鉢はテカらない方が断然好いですよ。



屋根瓦と現代の壷と同じ色艶が、長年使用することで趣ある飴色に育ってくれるとは思えません。
一つだけテカってることからも、モノ(釉薬)が違うんですよ。飴色に育つのなら良いのですが・・・。


先人たちが使われている深谷鉢と現在の深谷鉢の釉薬は絶対別物ですよ。下記画像はサムネイル。




江戸時代に使われた孫半土鉢を手本に造らせたというだけで
こういう似て異なる別物を、有り難がっていてはいけない!
自己判断で鉢は選ばなくてはいけないと、飽くまで個人的に思うわけですよ。
深谷鉢を買うなら花と葉の色彩が映える黒が良い。
私は黒い釉鉢と焼締め、自然釉が好きだというだけの話しです。



諸先輩いわく「鉢は同じモノを揃えなさい。」と異口同音に教わりました。
上記の展示と栽培の様子をみますと、言葉通り、個々で同じ鉢を使われています。
桜草栽培は毎年毎年試行錯誤の繰り返しだから、栽培の基礎とすべく、使う鉢を定めなさい。
という意味だと受け取りました。同一のモノで栽培していくのが上達のコツらしいです。

展示するにも鉢に統一感が在った方が、見栄え良く、桜草の美しさも倍増です。



  


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2012年02月19日

桜草の育て方.4-1

栽培方法に関するワード検索で訪問してくれた方用に書き始めたシリーズ『桜草の育て方.』。
直接栽培に関係無いことですが、鉢に関するアドバイスを、私論として記したいと思います。

【 桜草の育て方.4-1 】
桜草を栽培する鉢や容器は何でも構いません。構いませんけど、
栽培している以上は今後何年も育てていく分けですし、
家ではスエットでも、外出時には多かれ少なかれ洋服に気を使うように、
見られるこもあるのですから、お洒落に飾ってあげたい。
子供の洋服に気を使うように、観られることも考えたら、陶器の鉢で栽培してあげたい。
陶器の植木鉢は使い込むほどに深い味わいが生まれます。プラ鉢や駄温鉢に、その趣きはありません。


駄温鉢栽培をみっともないと言うつもりは、私も使ってますし、毛頭在りません。
ただ最近歳とったせいでしょうか、心変わりしてきたんでしょうかねえ。
意識してなくても、気づけば5年10年と育てている植物、お宅に有りありませんか?
どうせ長い歳月観賞することになるなら、歳月とともに味わいでる鉢を使い、鉢を育てたい。
そんな風にも考えるようになりました。

1鉢1100-1300円すると思っていた伝市鉢が、窯元直売で500-600円と知った時には驚きましたし
↓こういうこともある分けですよ。と、いうことで、陶器の鉢植え栽培をお勧めする次第です。face02
ブラタモリ 2012年2月9日放送 『 街の樹木・植物 』 動画はこちら→ 【youku】

  


Posted by さくら at 12:00Comments(0)日本桜草の育て方

2012年02月17日

桜草の育て方.3

桜草の栽培に使う鉢は、排水性が保たれていれば
植木鉢(陶器・プラ鉢)・プランター・発泡スチロール、何でも結構です。
素敵な植木鉢と出合ったら、それを使えば良いのですが、
鉢底の穴が小さい時には、穴を大きくして、排水性を高めてあげます。
桜草は通水性と通気性高い用土を好み、蒸れに弱いので、
プラ鉢・プランター・発泡スチロールでも、留意しましょう。

プラ鉢は通水性と通気性がありませんが、鉢底全面がメッシュで排水性は高いです。
釉薬が塗られた鉢は、プラ鉢同様に通水性と通気性が無いのに、鉢底の穴は一つです。
蘭鉢の鉢底の穴は一つですが、大きく空いています。
釉薬が塗られた鉢は一つの美であり作品かもしれませんが、
鉢底の穴を削って大きく広げ、排水性を高めてあげるのも一考です。

私が使っているプランターは高脚ではないので通気性が悪いので
底部側面にも8-10mmの穴を開け、通気性を高めて使っています。

発泡スチロール箱で栽培される時には、直接地面に置かず、
板やレンガなどを下に敷いて空間を保ち、排水性と通気性を確保させましょう。

鉢のサイズに関しては、植え付ける根茎の大きさと苗数にもよりますが
保水力の関係から鉢の高さ最低7〜8cm以上必要で、12cm以上あれば安心です。
駄温鉢深鉢3号のように高さ8cm前後あっても鉢容量が少ない小さい鉢では
保水力弱く(水分が足らず)枯らしてしまう危険性がありますので、
駄温鉢深鉢4号以上、駄温鉢平鉢=浅鉢なら5号以上をお勧めします。
ちなみに、駄温鉢平鉢5号サイズ:直径15.5cm、高さ7cm、鉢底径10.5cm 。





1鉢に何芽植え付けるかは、根茎の大きさと苗数にもよりますが、
開花したときの、花と葉と鉢からくる美のバランスから、5号鉢に4芽植えが基準視されています。
とはいうものの、ウチの場合は幸いにも成育状況が良いらしく、
根茎が大きく根数が多く根も長いため5号鉢に4芽植えは窮屈なので
5号鉢に3芽植え、6号鉢に4芽植えで栽培しています。

『根が長いなら、5号鉢に4芽収まるように、根を切り揃えて植えたらいいのに。』
とも言われそうですが、逆に言わせてもらえば
5号鉢に4芽植えできる個体は、十分に育ってない可能性があるのではないでしょうか。
果物や野菜だって、大きなプランターでは良く育ち、美味しい実がつきます。
根茎が小さく根の本数が少なかったり、根が短い苗の時には
『5号鉢に4芽が十分収まる』『5号鉢に4芽植えが基礎だ』と固執せず、
5号鉢に3芽植え、6号鉢に4芽植えされてみるのも一考かと。

Blog日本の桜草と美術『2011年10月27日 鉢開け続く』より画像拝借。
浪華さくらそう会の山原さんは6号鉢4芽植えで栽培されています。目標根鉢!face02

  


Posted by さくら at 13:00Comments(0)日本桜草の育て方

2012年02月16日

桜草の育て方.2

桜草の栽培に関するワードで当Blogを訪れてくれた方は、
これから植え替え作業を始めるか、今まさに植え替え作業中の方だと推察します。
そこで今日は取り急ぎ、現在購入できる桜草鉢のことを書きたいと思います。
(さくらそう鉢 さくら草鉢 サクラソウ鉢)

現在購入可能な桜草鉢の窯元は下記の2社しかないと思われます。
かみ山陶器作製
・丹波立杭の市野伝市窯

かみ山陶器作製では信楽のさくら草鉢5号を製造販売されており
石田精華園みやこ花壇などで販売しています。
釉薬には鉄釉(鉄赤)とマンガン釉の2色が在りますが、
マンガン釉には黒っぽいのとグレーっぽい2色が存在するようです。

価格は各販売店で違うようです。
サイズは1つしかなく、外径160mm 高さ115mm。
開口部が広がっているだけなので鉢の容量は小さく、植え付け位置の実用内径が狭いので、実質駄温鉢4.5号感覚かと。





市野伝市窯は鉢専門の窯で、山野草愛好者に伝市鉢として大変人気があります。
伝市窯には
ガス窯で焼いた普通焼き(型で成形した鉢:香炉型と丸形、寸胴型)と
登り窯で焼いた登り焼き(ロクロを使った手作り鉢:香炉型)があります。

桜草鉢として使われている鉢には、香炉型と丸形、寸胴型の3ツの形状があります。
横浜さくらそう会では一番人気といわれる丸形が、全国的にも一番愛用されている鉢だと推察されます。
↓Blogこども植物園・横浜児童遊園地BLOG『2011月4月19日 日本さくらそう展が始まりました。』より画像拝借。



更に各鉢に釉薬を施した釉薬鉢が存在し、色は黒、グレー、グリーンの3色があります。
鉢の内側の釉薬の塗り具合が、鉢上部だけなのか、鉢底までなのかは未確認。
下図左の黒い釉薬の寸胴鉢は
Blog日本の桜草と美術『2010年11月25日 私の使用する桜草鉢』より画像拝借しただけのイメージです。



鉢のサイズは
普通焼きは型取って成形しているため4号-5号-6号。
寸胴型は「昭和50年頃に浪華さくらそう会に依頼され作製した1サイズのみ」とのことでしたから5.5号。
登り焼きも基本的には4号-5号-6号。ロクロを使った手作りなので4.5号-5.5号も可能とのこと。
↓下図は伝市寸胴型鉢。Blog日本の桜草と美術『2010年11月25日 私の使用する桜草鉢』より画像拝借。



伝市鉢の値段
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Blog日本の桜草と美術『2011年12月03日 浪華さくらそう会 初冬の役員会』より抜粋。
聞いたところによると丹波の商習慣として、窯元が出荷する時、業者でも素人でも値段は同じだという。
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ネット上の伝市釜の販売価格は、普通焼きも登り焼きも大変高価ですが
伝市窯では、香炉型と丸形、寸胴型(6号鉢扱い)共通で
普通焼きの5号鉢500円 6号鉢600円(ネット上の価格の2分の1以下)
登り焼き5号鉢800円 6号鉢900円(ネット上の価格の3分の1から4分の1)。
普通焼きの釉薬鉢5号鉢1100円 6号鉢1200円。(ネット上では販売されていない。)

ネット上でみつけた登り焼き香炉型5号は、手作りだけに印象が違ってみます。
下図の真ん中は、山野草とミニ盆栽誌に載っていた登り焼き香炉型5号です。



普通焼きの釉薬鉢の現段階での在庫は、黒の香炉型5号と6号のみ。
寸胴型鉢の在庫は現段階で無し。
香炉型と丸形、寸胴型とも釉薬鉢を製作可能で
注文には1鉢から応じているとのこと。

発送には梱包料600円、料金着払い。代金振り込みとなってました。
問い合わせと発注は電話かファックス、e-mailですが、
質問や在庫の有無など問い合わせても、返信には5-7日掛かりますから、気長に待ちましょう。
注文しても、翌日到着なんてことは絶対に有り得ないので、ゆとりをもってオーダーしましょう。
ネット上の何所ぞの園芸店での話しですが、登り焼きが納品されるまで3ケ月かかったらしいですから
次年度用に今からオーダーしておいた方が良いかもしれません。(笑)


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桜草鉢ではありませんが、
2012年01月24日『国華園の円柱型駄温鉢.2』で紹介した国華園の円形型駄温鉢は、お勧めです。
通常の駄温鉢より筒状になっているため、植え付け位置の実用内径が広いのです。
注文して1週間ほどで届きましたので、今からでも間に合うと思います。
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鳥居恒夫氏が世話人代表と務めている、さくらそう会公認と広言している深谷の釉鉢5号は
ネット上で広く紹介されていますが、何所で販売しているのか、入手方法が全く分りません。
Blog『いい、おしめりですネ・・・・・』さんの記事を読むとカトウ(有)という所で取り扱っているようです。
『カトウ(有) 深谷』で検索すると
『カトウ(有)オーキット部は熊谷・深谷の農園・園芸。』がでましたが、ここでしょうか?
さくらそう鉢の購入先 2009年12月07日
さくらそう教室の鉢を購入 2010年12月12日
サクラソウ教室の「鉢」を購入 2011年12月24日


写蕎楽人さんから深谷鉢の情報をコメントに寄せていただきました。
上記深谷鉢の販売先は『カトウ(有)オーキット部』で良いそうです。
Blogいい、おしめりですネ・・・・・『さくらそうの鉢・・・・3 2010年10月17日』には「黒い色の鉢もあります。」と記してあります。
黒い色の深谷鉢の存在は知りませんでしたから検索してみますと
Blog楽老『サクラソウ鉢 2011/11/03』で紹介されていました。好い感じ色合いですね♪


  


Posted by さくら at 13:00Comments(2)日本桜草の育て方

2012年02月15日

桜草の育て方.1

最近このBlogのアクセス数が増えています。face06
不思議に思い管理者画面にある検索キーワードで視てみると
さくらそう さくら草 桜草 サクラソウ
日本さくらそう 日本さくら草 日本桜草 日本サクラソウ
育て方 栽培 栽培方法 植え替え 植替
などのワードで訪問してくれており、今が植え替え時期だからのようです。futaba

私はプランター栽培が主ですし日本海側で栽培していますから、
太平洋側の方とは栽培環境が違うため栽培方法にも違いがあるようで
誤解を招いて枯らしてしまわぬよう栽培に関して多くを書かずにきました。
しかしそれでは栽培方法に関するワードで訪問してくださった方々に申し訳ないので
取り急ぎ、一般的な植え替えの参考になるサイトを紹介することにしました。


Blog『草花好きのひとりごと』
http://blog.goo.ne.jp/kuma0825/
HP『くまさんの庭』より『我が家で咲いたさくらそう』
http://www2s.biglobe.ne.jp/~aac-kuma/sakuraso.html

埼玉県花と緑の振興センター サクラソウ 月別作業
http://www.pref.saitama.lg.jp/site/sakurasou/901-20100106-172.html

Shop HP『道草園』より 日本桜草植替講座
http://www13.plala.or.jp/michikusaen/sakurasou.html

HP『浪華さくらそう会』より
桜草の作り方:http://www.sakurasou.jp/sakurasou3.htm
栽培管理:http://www.sakurasou.jp/sakurasou4.htm

Blog『趣味でさくらそう』
栽培方法:http://shumien.web.fc2.com/sakurasou/saibaiho/index.htm

HP『沙羅ちゃんちの花育て 』より 初心者の桜草栽培顛末記
http://sarachanti.ame-zaiku.com/primurasieboldii.html
(河川敷の葦原に自生していたとされる桜草は、
 洪水でも流されないように、葦根に根を絡ませているそうですし、
 洪水で運ばれた砂礫や枯れ草に埋もれないよう根茎を植えに伸ばす習性があり
 根は浅く水平に伸びますから(ゆえに増し土が必要となり深植えも厳禁)、
 べたっと根を広げて立体的に根を下に深く植える必要はありません。)
(Blog『楽老』さんサクラソウ防寒対策作成日時 : 2012/01/24より抜粋
 「霜柱の被害」、霜柱で植え付けた根が浮き上がり雨のために完全に露出したものです。
 サクラソウの耐寒性は非常に強く鉢の土が凍り付いても枯れません。
 しかし霜柱のより浮き上がった根は乾燥に弱いのです。
 http://mkawa.at.webry.info/201201/article_24.html
 ↑根を立体的に深く植えると霜柱で根が浮き上がった際に、根が千切れると聞きます。
 なので、立体的に根を下に深く植えない方がよろしいかと考えます。



動画 youtube naniwasakurasoukai さんが 2008/12/29 にアップロード
日本桜草の植え替え
http://www.youtube.com/watch?v=QQOi65hsdvg
日本桜草は12月~2月に植え替えをします。
私はたくさんありますので12月にしますが、一番良いのは2月です。
Blog『日本桜草守の独り言』
http://blog.livedoor.jp/naniwasakurasoukai/

動画 youtube yaezakisakuraso さんが 2011/11/19 にアップロード
桜草の植替え 〔八重咲日本さくらそう〕
http://www.youtube.com/watch?v=C6M8ekau56E
日本の伝統園芸植物の『日本桜草』
毎年11月から翌年2月の間に植替えを行います。
その植え替えの様子を紹介します。
上記動画映像を静止画像で見る→ 2011/11/12 桜草の植え替え(芽分け)を始めました♪
http://sakurasou.at.webry.info/201111/article_6.html
↑Blog『八重咲日本さくらそう』
http://sakurasou.at.webry.info/


これから関連する記事を書きたいと思いますので、タグ『桜草の育て方』で閲覧ください。  

Posted by さくら at 13:00Comments(0)日本桜草の育て方

2011年04月19日

裏の栽培説明書

普段は読まない、名札裏に書かれた栽培のアドバイスを、改めて読んでみた。


開花中は雨を避けると花保ちは良くなりますが、
直射日光を遮ると花茎と葉が徒長してしまいます。開花中は陽当たりの良い場所で栽培しましょう。
水やりは、地域に因って空気の乾燥度合いが違いますが、葉があるうちは毎日たっぷり与えます。
葉が無くなっても根茎は活動していますから、水やりを控えたりせず、欠かさないように留意してください。
私はお盆が過ぎて『やっと秋らしくなった。』と感じるまで、欠かさず毎日たっぷり与えています。

花が終わっても陽射しの良い場所に置いておいても育ちますが、
午後から日陰になるような場所へ移した方が、葉が活き活きと長持ちするように感じています。
暑くなり『そろそろ夏かな。』と感じるようになったら、半日陰に移動しています。

地域によって気象条件(乾燥の度合い)が違うので、栽培のコツは経験して得ていくしかないようです。  


Posted by さくら at 19:00Comments(0)日本桜草の育て方

2011年02月08日

栽培に使う鉢号数

【 植える芽数と鉢の号数 】
宮城県仙台市にある野草園のBlog『緑とくらそう 杜のひろば』
2010/12/27「野草園にどうぞ」に下記のような一文がありました。
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植えつけ方は、4芽ずつ巴のように良い芽を選んで植え、
いれる培養土の深さも決まっていて、伝統園芸のこだわりを学びました。
こだわりとは、その植物に合った培養法でこの知識が伝統というものです。
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言ってることは正論かもしれませんが、
掲載された画像に写っていた鉢は駄温鉢だったので、
うわべだけの真似っこの語りに過ぎないと感じました。

伝統園芸のこだわりとは、花の美の探求であり、
鉢を含めた全体のバランスが大切なことは、園芸の美の基本というもの。
駄温鉢栽培に美のこだわりなど存在しませんし
培養土の深さは伝統園芸のこだわりに無関係です。
野草園の職員=専門家=正論。という素人の素直な解釈は間違いの基ですから、鵜呑みにしない事です。



一般に『桜草は5号鉢(15cmの鉢)に4芽入れて咲かせるのが基本』とされていますが、
私は大いに疑問です。理由は大きく2ツあります。

1. 桜草鉢:一口に5号鉢と言っても、駄温鉢と桜草鉢とでは、形状の違いから用土の量が違い過ぎる。
2. 駄温鉢:根の発育を考えると、5号鉢に4芽植えは無理があるように思える。

【 1. 桜草鉢 】
伝市鉢の香炉型ベーシック桜草鉢6号を入手してみると、
コロッと丸みを帯びた形状で、駄温鉢6号とは、用土の容量が違うので、さすが専用の鉢だと実感します。
鳥居氏が世話人代表を努めているさくらそう会公認の桜草鉢の実物を見たことはありませんが、
寸胴型ですから駄温鉢より用土の量は多いはずです。
ネット上で桜草栽培のアドバイスをなされている方々の多くは
駄温鉢ではなく、容量ある桜草鉢を使ってのアドバイスですから、号数だけ真似ては駄目だと思います。

【 2. 駄温鉢 】
駄温鉢6号に4芽は納得しますが、駄温鉢5号に4芽は納得しかねます。
私は観賞する花の美よりも、丈夫に育てて大きく立派な芽を得たいので、
駄温鉢6号に4芽植え
駄温鉢5号に3芽植え
駄温鉢4号に2-1芽植え
で、やっています。

何を根拠に上記のように植えているかというと、苗の根の長さなんです。
他のBlogやHPなどで見る苗の根は、ウチのと見比べるて、随分と短いように感じます。
あのくらい短いと駄温鉢5号に4芽植えしても違和感なく納まると思いますが、
ウチの苗の根は長いので駄温鉢5号に4芽植えは無理だと判断しました(芽も大きいし)。

諸先輩方は、駄温鉢5号に4芽植え、駄温鉢4号に3芽植えで楽しまれている方も居ます。
しかし、私思うんですけど
桜草は環境に応じた成長をするので気づかないだけで
本当は桜草にとっては狭く窮屈な環境なので伸びやかに成長出来なくて、根が短い。と言えるのではないでしょうか。

桜草が用土中の水分を吸収しますから、用土が少ないと乾燥しやすい。
鉢が小さいと鉢の中の温度が上昇しやすく、用土が乾燥しやすい。
用土が少なく鉢が小さいと、潅水(水遣り)を行っても
乾燥しているのは表層だけで鉢底は常に湿っぽくなり、鉢の中の温度が上昇して暑さで蒸れて根腐れする。
桜草は繁殖力強い植物ですから、根も良く伸びます。
繁殖させる=丈夫な芽を得ることを考えても、
駄温鉢5号に4芽植え駄温鉢4号に3芽植えは狭い気がします。

伝統園芸のこだわりに従うというのなら、専用のさくらそう鉢を使って育てれば良いし、
普通に花を楽しみ長く育て愛でたいのなら、1芽減らしたゆとり栽培をお薦めします。
野菜の間引きと同じですよ。欲張らず間引いで少なく育てた方が立派な野菜が収穫できるのと同じ。
その方が根茎の成長が良く、大きく丈夫な芽をつけて翌年に立派な花が咲くし、芽数も増やせると感じています。


2010年12月06日『短型鉢』大滝ばあちゃんからもらいました。
2010年09月04日『not 孫半斗鉢
2010年07月12日『伝市鉢.2
2010年07月07日『伝市鉢.1
2010年07月04日『駄温鉢
2010年02月12日『円柱型駄温鉢』国華園の特製駄温鉢5号
2010年06月30日『プラ鉢
(型があまり好きでもないからお薦めはしません。100円ショップの輪鉢6号 容量表記数値2.2L。)
2010年12月26日『植え替え.1
(御殿桜と駒止を植えたプラ鉢は100円ショップの寸胴型6号 容量表記数値2.4L。
 外径で19cmですから、内径は実寸で17cmはありそう。これ気に入ってます。)



2009年03月27日『大きめの深鉢で
2009年02月06日『大鉢で育てる

浪華さくらそう会山原氏のBlogより
2010年11月25日カテゴリ桜草の栽培『私の使用する桜草鉢
専用の桜草鉢が紹介されています。『4寸3芽植えでミニ花壇を作るのも面白い。』
2010年12月09日カテゴリ桜草の栽培『桜草の鉢開け−6
専用の香炉型桜草鉢6号でこの根の張り。容量が小さい駄温鉢に4芽植えは、やはり狭い気がします・・・。
鳥居著『色分け花図鑑 桜草』181ページ一番下に、
植え替えをした鉢と植え替えをしなかった鉢の画像が載っています。
窮屈な環境になると、生えてくる芽も小さいという例だと思います。  


Posted by さくら at 19:00Comments(2)日本桜草の育て方

2011年02月07日

桜草の入手方法

【 苗の入手方法 】
日本桜草の入手方法には、大きく4ツあります。
いずれの場合も、例え開花している苗だとしても、
鉢慣れといいますか、環境に慣れて立派な芽に育つまで(綺麗に開花するまで)、1年以上は掛かります。
言い換えれば、初年度はどんな小さな芽でも構わないと言えます。
入手してから1-2年は、気長に大切に愛でてあげましょう。

1. 開花時期である4月中旬から5月上旬にかけて園芸店や
 各地で開催されるさくらそう展や山野草会の展示会で購入する。
利点は、好みの花を見て買えること。万が一、品種間違いでも花で選んでいるので愛情を保てる。
欠点は、芽吹き前の購入より1芽400-500円前後と値段が高め。
    生育期間なので、現地で直接購入するしかない。

2. 日本桜草は休眠中である11-2月に根茎を芽分けして増やすので、芽吹き前の苗を通販で購入する。
 インターネット上のオークションサイトや園芸店のHPを利用して購入できます。
利点は、開花時期より安い値段で購入出来る。芽数も多い。
欠点は、品種間違いが少なからずある。余剰苗のため芽が小さく、初年度に開花しない時もある。

ブルーミングスケープ・コミュニティー】ガーデニング広場 - 植物 物々交換というサイトもあります。

3. 日本桜草愛栽家の会や山野草会に入会する。
浪華さくらそう会、さくらそう会を始め、各地に愛栽家の会があるようなので入会されると
余剰苗の頒布や会員同士の交換などで、苗を入手できるようです。
ネット検索で探されるか、各地で開催されるさくらそう展や山野草会の展示会場で、お訊ねください。

2月頃、さくらそうの園芸講座が、公民館などで開催されるので、それに参加する。苗と鉢がついて参加費用1000円前後と安い。
少人数制で、参加申し込み締め切りが1月中と早めの場合が多いようなので、市町村の会報をチェックすること。

4. 日本桜草栽培の方に無心する。
通りすがりに見つけたお宅や、日本桜草愛栽家のBlogなどに、無心を申し出てみてください。
日本桜草は良く増えますし、2-3番芽が余剰苗になるので、譲渡希望は大歓迎。通りすがりの者にも気楽に分けてくれます。
ただし、『タダで貰えるから、枯れてもまた来年貰えば良いわ。』という不届きな心構えの人はご遠慮ください。
そういう人は直ぐに判るそうです。



くまさんは日本桜草の普及を願い、開花させたポット植えの苗をご自宅で配布されたり
ネットで出逢った桜草愛栽家に芽分けした苗を譲渡されており、私などは見事術中にハマったくちです。

私もくまさんを見習い、芽分けした時(11月頃)に余剰苗を配布しています。
『私も栽培してみたい。』と思われた方や、
既に栽培さて居られる方で、私が所有している品種に欲しいと思われるモノがありましたら
コメント欄にメールアドレスを記入のうえ、遠慮なくご連絡ください。
(メールアドレスは管理者である私にしか伝わりません。
 折り返しメールを送りますので、連絡が取れ次第、コメントは削除します。)

今期は既に芽分け作業を終えているので、
苗の発送は、芽分け時期である2011年12月から2012年2月ごろを予定しています。

一人でも多くの方に日本桜草を楽しんで貰えることを願っています。
20品種前後を一気に引く受けてくださる初心者の方、大歓迎です。(^^)
その代わり、大鉢やプランターに一色単に寄せ植えせず、品種毎に分けて愛でてくださいね。
また譲渡するのは余剰苗ですから、初年度に開花しないかもしれません。そこは悪しからずご理解下さい。  

Posted by さくら at 20:01Comments(2)日本桜草の育て方